【SLXの事例紹介①】デンソーのシステム移行を加速

SilexicaのSLXは、世界中のトップカンパニーで使用していただいています。今回から3回にわたり、SLXを活用していただいている事例をいくつか紹介していきたいと思います。1回目は、デンソーがSLXを導入した事例についてです。

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基本情報 Denso International Europe

・売上:404億米ドル (2017年)

・世界第二位の自動車部品サプライヤー(2016年)

・子会社:190社(日本62社、アメリカ34社、欧州35社、アジア・オセアニア59社)

・分野:熱システム、パワートレイン制御システム、電気自動車など

 

デンソーは、環境への負荷が少なく、交通事故のない自動車社会を実現するため、最先端のテクノロジーやシステムを製造しています。愛知県刈谷市に本社を置く世界最大の自動車サプライヤーの1つです。

 

課題

マルチコアの電子制御ユニット(ECU)は、シングルコア・プロセッサと比べて高い計算能力を持っています。そのため昨今の自動車業界では、ECUが、より広く利用されるようになっています。

しかし、デンソーで今まで使われていたシングルコア・プロセッサ向けのソースコードは、既に十分なテストを受けたものであり、高い信頼性を持っていました。そのため、そのソースコードをECU上でも正しく作動させるために、コードの書換え作業が必要になりました。

コードの再利用というのは、多くの場合単純ではなく、マルチコアECUの性能を最大限に活用するための大きな課題となります。

また一般に、自動車制御ソフトウェアというのは、頻繁に相互作用しあうソフトウェア構成要素を多く含みます。例えば基本コードなどのソフトウェアコンポーネント内ランナブルにより、コントローラの機能的挙動が実現されています。このようなデータ依存関係を持つ為、元来の手動による移行作業は、エラーを起こす可能性を多く含みます。

ソリューション

デンソーはこのような移行手順を自動化する為に、SLXを導入しました。

手動で行っていた移行作業を、自動化することで、より早く、高精度な移行作業が実現されます。また、Autosarに準するソースコードの動的依存解析は、SLXの最も特徴的な機能であり、プロジェクトにおいても活用されました。SLXは、全行程においてプロジェクトの状態および並列化の結果を可視化した形で提供することから、”非常にわかりやすい”と多くのデンソーデベロッパーから好評でした。

 

依存関係解析

ランナブルとタスク間のデータ依存性を解析します。この解析結果は、ランナブル間の優先順位制約の決定するための重要な要素になります。

 

ランナブル・レベル並列化

同じタスクを持つランナブルをコア上に配置し、元のアプリケーションの属性を維持します。元のタスクスケジュールは変更されませんが、各タスクの実行時間が短縮されることになります。

 

AUTOSARの設定とコード生成

AUTOSARの基本ソフトウェア・スタックの設定が、マルチコア・ターゲット・プロセッサ用に生成されます。また、実行プリミティブが挿入され、ランナブル間の優先順位制約を保証します。

結果

デンソーは、SLXを導入することによりパワートレイン・ソフトウェアの解析と最適化、およびマルチコアプログラムへシステムを移行する過程の加速を実現させました。また、自動化されたワークフローにより、作業時間を短縮、より多くの設計オプションを検討することが可能となりました。

 

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次回はHuaweiの事例を紹介したいと思います。

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Silexicaについて

Silexicaは、先端企業が自動運転車などのインテリジェントな製品をコンセプトから製品化するための、ソフトウェア開発ソリューションを提供しています。SLXは、システム上でのソフトウェアの挙動に対するプロファイリング結果を表示することで効率的に動作するソフトウェア実装を実現します。

Silexicaは2014年に設立され、2,800万ドルの資金調達を行いました。 ドイツに本社を置き、米国と日本にオフィスを構えるSilexicaは、自動車、無線、航空宇宙など多くの業界で、グローバルな顧客と提携しています。

詳細については、HPをご覧ください。

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